塗り足しとトンボを付けた入稿用 PDF を作る
断裁のズレで紙の白が出ないように、仕上がりより一回り大きくデータを作るのが塗り足しです。A5 なら 148×210mm に対して 154×216mm の PDF を書き出します。
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塗り足しが 3mm 必要な理由
印刷物は用紙に刷ってから仕上がり線で断裁します。断裁機の精度には ±1〜2mm の誤差があるため、背景が仕上がり線ちょうどまでしかないと、ずれた側に白い筋が出ます。これを防ぐために、背景を仕上がり線の外側へ 3mm はみ出させておきます。逆に、切れて困る文字や絵は仕上がり線から 3mm 以上内側に置きます。
トンボは付けるべきか
同人誌の印刷所の多くは「トンボ不要・塗り足しあり」の PDF を求めます。この場合は既定のままトンボなしで書き出してください。A5 なら 154×216mm になります。トンボが必要な印刷所や、Illustrator/InDesign 相当のデータを求められる場合はトンボにチェックを入れると、四辺に 10mm ずつ余白が加わって 174×236mm になります。仕上がりの寸法・塗り足し・トンボの要否・用紙の厚みは印刷所ごとに違います。入稿先の規定を必ず確認してください。
二重トンボの読み方
日本式のコーナートンボは 2 本の線が平行に並びます。内側の線が仕上がり位置、外側の線が塗り足しの端で、2 本の間隔がそのまま塗り足し量(通常 3mm)を示します。各辺の中央にあるセンタートンボは、折りや二つ折りの位置合わせ、そして表裏の見当合わせに使われます。
用語: 塗り足し・トンボ・仕上がり線
塗り足しは断ち落とし・ドブとも呼ばれ、仕上がりの外側へはみ出させる領域を指します。トンボ(トリムマーク)は断裁位置を示す目印です。仕上がり線は最終的な本のサイズの輪郭で、内側 3mm は文字を置かない安全域として扱います。
よくある質問
元の原稿に塗り足しが無い場合はどうなりますか?
「元ページを拡大して埋める」を選ぶと、仕上がりサイズより約 4% 拡大して塗り足し領域まで届かせます。周囲がわずかに切れるため、端に重要な要素がある原稿では「白のまま残す」を選び、原稿側で背景を描き足すほうが安全です。
塗り足しは 3mm 以外にもできますか?
できます。数値を変えれば 5mm でも 1mm でも出力できます。日本の印刷所は 3mm、海外では 3mm または 1/8 インチ(3.175mm)が標準です。
ページ数は変わりますか?
変わりません。元の PDF の各ページが、塗り足し込みの用紙 1 ページに 1 対 1 で対応します。